植物図鑑

植物の栽培の経験に基づき、日本の気候で確実に生育する植物を取り扱っています。自然風な植栽デザインを永く楽しむために、原産地を問わず原種か原種に近い植物を中心に選んでいます。丈夫で寿命が長く、メンテナンスの容易な植物は、人の暮らしに美しく寄り添い、地域の緑の風景となっていきます。

 

ここでは宿根草を中心に、私たちがよく使用する植物の解説をしています。少しずつ更新しています。


宿根草の共生可能グループ分け

宿根草の組み合わせを確実に持続させるためには、共生可能なもの同士を組み合わせることが大切です。

 

その他:オーナメンタルグラス/シダ

その他:中高木

その他:低木

 

・小型-中型種(日向・日陰)

 背丈が低く、大型種との競合に負けるもの。小さなスペース向き。

 

・中型-大型種(日向・日陰)

 ボリュームよく茂り、きれいにまとまるもの。周囲の宿根草の生育を阻害するほど殖えず、扱いやすい。宿根草植栽の中心的なグループ。

 

・大型強健種(日向・日陰)

 背丈が高く繁殖力が強い。種や地下茎で勢いよく殖え広がるため、周りの宿根草の生育を阻害することがある。同じ植栽地に背丈の低いものを植えないように気をつける。

 

同じグループ内であれば、生態の強弱について心配する必要はなく、どの宿根草と隣り合っても大丈夫です。

※あくまでも組み合わせで失敗しないための目安です。

※このグループ分けは、単純な大きさ分けではありません。生態的な強弱を経験的にグループ化したものです。


日向

上から開花順に並んでいます


日向:小型-中型種

アジュガ レプタンス

・ヒマラヤユキノシタ

・ビンカ ミノール

・ポテンティラ ベルナ

ユーフォルビア キバリッシアス

ニオイアヤメ

・タイム ロンギカウリス

・ラナンキュラス ‘ゴールドコイン’

・ヘビイチゴ

・イチハツ

オダマキ ‘グリーンアップル’

アケボノフウロ

・白花斑入りシラン

・ニッコウキスゲ

・ムラサキツメクサ

・キリンソウ

ネペタ ‘ドロップモア’

ヘメロカリス ‘ステラ デ オロ’

ストケシア ラエヴィス

ツルバキア ビオラケア

・イトラン

・トリトマ ‘ファイヤーダンス’

・ヒメアガパンサス

・アガパンサス 中型品種

・アガパンサス イナペルトゥス

・チョウセンヨメナ

・シュウメイギク ‘ダイアナ’

・ツワブキ

・ツワブキ ‘浮雲錦’

 


日陰

上から開花順に並んでいます


日陰:小型-中型種

ヘレボルス オリエンタリス

イワヤツデ

トキワイカリソウ

ヒメシャガ

ドイツスズラン

アスチルベ ‘リズムアンドブルース’

アスチルベ ライトピンク

・アスチルベ ‘カラーフラッシュ’

・ペルシカリア ‘シルバードラゴン’

・ホスタ ‘フレグラントブーケ’

・ホスタ ‘ゴールデンティアラ’

ヤブラン

・フイリヤブラン

 

日陰:大型強健種

ユーフォルビア ロビアエ

ミズヒキ

・ヤブミョウガ

・ミカエリソウ


その他

オーナメンタルグラス/シダ

・チカラシバ ‘モードリー’

・ヤクシマススキ

・イトススキ ‘モーニングライト’

・ススキ ‘リトルゼブラ’

・カラマグロスティス ブラキトリカ

・パニカム ‘レーブラウン’

・キンウラハグサ

・シマカンスゲ

・カレックス ‘エバーライム’

・ニシキシダ ‘アーシュラーズレッド’

・ベニシダ

・オニヤブソテツ

・クジャクシダ

・タマシダ ‘ハッピーマーブル’

 

 

中高木

・マンサク

・シデコブシ

・シクモクレン

・ユスラウメ

・アオダモ

・カリカンサス ‘ハートレッジワイン’

・オオデマリ

・セイヨウニワトコ

・ナツツバキ

・ヒメシャラ

・フェイジョア

・セイヨウニンジンボク

・キンモクセイ

・ハウチワカエデ

・ツリバナ

・ウメモドキ

・マルバノキ

 

低木

・ベニバナミツマタ

・ヒュウガミズキ

・ピンクアセビ

・ホザキマンサク

・ローズマリー

・ビバーナム ティヌス

・ニワフジ

・ブルーベリー

・ビルベリー

・シモツケ ‘マジックカーペット’

・カレープラント

・ヤマアジサイ

・アジサイ ‘アナベル’

・カリオプテリス ‘サマーソルベット’

・ブータンルリマツリ

・モクビャッコウ

・ビバーナム ダビディ×ティヌス


開花グループから探す

※開花コンビネーションを15日間で区切って考えるため、上記の開花グループは「花のコンビネーションが可能なもの」のグループ分けとなります。北陸の平野部における花期です。他の地域では異なります。それぞれの宿根草の正確な花期ではありません。