ガーデンストーリー
庭に心地良く過ごせる場所を設け、健康な土をつくり植物を植えます。子供たちは明るい庭で遊び、植物が育つ様子を家族で見守ります。庭の果物でジャムをつくり、庭の花で客人をもてなして庭のある暮らしを楽しみます。美しい庭が道行く人の気持ちを癒し、庭の美しい花について近所の方とおしゃべりします。そして時がたち、家族とともに成長した木の下でお孫さんが遊ぶ日が来ます。
庭から生まれる体験が人々の心をつなぎ、未来へと続いていきます。私たちは、お客様の人生に寄り添い、お客様の感性を取り入れながら、植物の力と庭づくりでお客様の心と暮らしを豊かにしたいと考えています。
人と環境に優しい庭づくり
植物選び
植物は元気にのびのびと生育することで、最も美しくパフォーマンスします。庭で植物本来の姿を保ち、植物それぞれの個性を引き出すことが大切です。
私たちが取扱う植物は、北陸の気候で確実に生育するものです。その中から庭の環境に適し、限られたスペースに無理なくおさまるものを選びます。また、生育が緩やかで寿命が長く、メンテナンスの容易なものを中心とします。そのような植物が人の暮らしに美しく寄り添い、地域の緑の風景となっていきます。
かわいい葉と紅葉が美しいマルバノキ
生育が緩やかで余計な枝が出にくい
土づくり
庭の土づくりで大切なことは、腐植質と水はけです。腐植質(腐葉土やバーク堆肥)を十分に混ぜ込み、最低限の有機質肥料を施用します。そして、水はけが良くなるように盛土などの工夫をします。
植物の根は、土中の微生物との共生関係により栄養分を得ています。腐植質は微生物の食べ物であり家です。適量の腐植質があることで微生物が殖え、根の張りが良くなります。さらに、土中に十分な酸素があることで、微生物は活発に活動します。
適切な土づくりで植物の根がしっかりと張り、夏場の乾燥に耐え、栄養分を自ら取り込み健康に生育します。
腐植質(腐葉土やバーク堆肥)
表土20㎝に対し30%混入
自然のマルチング効果
庭の生命の循環を断ち切らないようにすることで植物の健康を維持し、除草や水やりの手間を減らすことができます。以下のメンテナンス方法を推奨しています。
・除草した雑草を宿根草の株間や樹木の根元に敷きつめる
・冬に枯れた宿根草の茎葉を細かく切り倒し、そのまま植栽スペースに敷きつめる
・園路や駐車場に溜まった落ち葉を集め、植栽スペースにきれいに敷きつめる
これらを行うことで以下の効果があり、植物が健康に生育します。
①栄養分の供給
植物の茎葉や秋の落ち葉は微生物に分解され、栄養分になっていきます。
②土壌の保湿と雑草抑制
腐植質で地面を覆うことで雑草の発芽を抑え、土壌の湿度が保たれます。
③土壌の締め固め防止
土が踏み固められることから土壌を守り、雨による表土の流出を防ぐことで、土壌を柔らかく保ちます。
④ゴミが出ない
今までゴミとして捨てていたものが資源となり、メンテナンスの時間短縮にもなります。
春の宿根草エリアの様子
冬に敷きつめた落ち葉の下から新芽がきれいに出てくる
植栽直後の様子
樹皮チップや腐葉土などを植栽スペースに敷きつめる
心地よさが長続きする
ガーデンデザイン
美しい風景をつくる奥行き感
植物が美しく重なる風景の中に人の居場所をつくることが、安らげる空間づくりの大切なポイントです。
人の視覚は奥行き感を捉えることで美しいと感じます。奥に続く風景の中で、植物の姿が重なり合うコンビネーションを考えています。まず、幹の美しいアオダモのような雑木や花の美しいモクレンなどの花木で風景の骨格をつくります。そして、植物のまとまりが美しく重なり合うように、木々と草地を組み合わせていきます。
植物の姿越しにテラスや園路、芝生といった人の居場所が見えることで、いつも庭が美しく見えて、そこでくつろぎたいと感じます。庭を歩くと、明るい草原のエリアから落ち着いた木立のエリアへ風景が展開していきます。その風景の変化と、様々な植物が重なり合うコンビネーションをお楽しみ頂けます。
中庭風のアプローチ
木々に囲まれた落ち着いた空間
メンテナンスのしやすさ
人の居場所と植物の居場所を明確にして、植物とのほどよい距離感をとっています。メンテナンスのしやすさを工夫し、庭を美しく保ちやすいようにデザインしています。
特に気をつけていることは、植栽スペースの土が踏み固められることで植物の生育が衰えるため、除草がしやすいように園路を配置しています。また、添景も兼ねた自然石のステップを配置するなど、自然な風景をつくりながら除草のしやすさに配慮しています。
植物を楽しむための庭。植栽直後の様子
歩く場所と植栽地を明確に分けている
中庭の植栽スペース
添景も兼ねた自然石のステップ
庭のハード面
舗装や構造物はレンガや石など風合いが美しい材料を使ってしっかりとつくり、植物の自然な雰囲気を引き立てます。
人間がつくるハード面は時間の経過とともに劣化するため、庭の美しさは植物で表現しています。舗装や構造物が植物で隠れる部分は、装飾を控えてコストを抑えます。
また、園路やテラスなどの人の居場所はスペースを十分に確保し、シンプルな形でつくります。そうすることで、植物が茂ってからも窮屈に感じることなく、心地よい空間を保ちます。
アンティークレンガの園路
両側の宿根草が大きくなると、園路の端が隠れてくる
ガーデンリフォームが
おすすめです
今より美しく、使いやすい庭につくり変えます。境界ブロックや土留めなどの土台はそのままに、今ある植物と舗装などのハード面のデザインを見直します。余計なコストを抑えながら、庭を最大限に楽しむ提案をしています。
和風庭園のリフォーム。着工前の様子
大きな樹木は残し、園路と植物で奥行き感を出し、テラスでのんびりとくつろげるよう明るい雰囲気につくり変えた
工事の種類
・植栽(植物の植込み、植替え)
・芝張り
・土壌改良
・ペイビング(テラスや園路の舗装)
・ウッドデッキ、樹脂デッキ
・ウッドフェンス、樹脂フェンス、アルミフェンス
・ガーデンメンテナンス(樹木剪定、草刈、除草等)
工事の流れ
①ご相談/現地打合せ
まずはお気軽にご相談ください。お電話かホームページのお問い合わせフォームからご連絡ください。はじめに現地に伺い、お庭を見ながらご要望を確認し、現地調査をさせていただきます。
②プランニング/打合せ
現地打合せで頂いたご要望からプランの作成と見積りを行います。プランと見積りは無料です。打合せを数回行い、工事のプランと金額を詰めていきます。
③契約/工事着工
ご契約ののちに工事着工となります。近隣にご迷惑がかからないように注意しながら工事を進め、丁寧に仕上げていきます。
④完成
お客様立ち合いのもと、完成の確認を行います。植物とメンテナンスの資料を提出し、解説を行います。
⑤アフター
お庭の気になることがあれば、どんなことでもお気軽にお申し付けください。また、植物のメンテナンスで分からないことがあれば、いつでもご連絡ください。
まずはご相談から。
お気軽に庭や植物のお話をお聞かせください。